~春編~
鍼灸治療で体調が改善すると、魔法にかかったかのような不思議な気持ちになる事が多いかもしれません。
実は二千年前に纏められた理論に基づいた治療で変化が起こっているのです。残念ながら魔法使いではない。。。二千年前から人間は大きく変わっていないという事ですね。
鍼灸治療で変化が起きる要因の一つが『気』の変化です。『気』とはエネルギーのようなものと例えられます。機能を生み出す力のようなものでしょうか。目に見えないものなのです。
お水を火にかけると水蒸気が湯気となって空気中の水分となり目に見えない物質に変化します。このようは変化を起こすエネルギーのようなものなのかもしれません。
体内において、この『気』が機能していない所を見つけて、多すぎる所から少ない所に集めたりしながら、偏りがないように循環させるのが鍼灸治療です。
特に春は気温が高くなり、上半身や頭部にエネルギーが偏ります。パソコン、スマホの常用もその要因の一つです。それに伴って、頭痛、鼻炎、喘息などのアレルギー症状にも影響を及ぼしているように見受けられます。
予防策として、歩いたり、運動する事で下半身にもエネルギーが循環し、上半身への過剰なエネルギーが分散してくれます。春こそお散歩しましょう。その後の汗の冷えにもご注意を~。花冷え。。。あなどれません。