~同年代は皆同じ~
最近、同級生の来院が急に増えています。懐かしい顔を見に来てくれたのかなぁと嬉しく思いながら、いざ治療に入ると、これはしんどいよね~、と思わせる身体の状態ばかり。まさに更年期真っ只中の年代。年齢と病気は切っても切れないものだと再認識です。ヘルペス、耳鳴り、不安感、ほてり、イライラなど。
東洋医学では、更年期を腎虚が一段進行した状態ととらえます。腎虚とは先天的な元気、いわゆるエネルギーそのものが不足した状態の事を言います。女性ホルモンはそのエネルギー源の一つです。閉経する事で子宮(下半身)への血流量が低下し、頭や上半身に気血が集まりやすくなってきます。
ストレス社会、睡眠時間の不足、パソコンやスマホの作業の増加、運動量の減少と、更年期障害発症の条件がばっちり整っています。
さて、どうやって切り抜けましょうか。。。
化学療法として女性ホルモン摂取も一つの方法です。
しかし、東洋医学ではどう考えるか。。。
女性ホルモンそのものを増やす事は難しいですが、私はこの3点をお勧めしたいです。
1.目の前の事に集中する。丁寧に。
2.スピードを落とす。慌てない。
3.食べ過ぎない。高たんぱく食。
これは自分の身体の省エネ対策です。エネルギー不足に合わせた生活習慣に変えて行く事です。
そして脳疲労を出来るだけ減らす事! 良質の睡眠、適度な運動、静かな時間、是非試して欲しいです。